眠れなくなるほど怖い話
- 140 名前: 味噌らーめん屋(群馬県) []:2007/03/26(月) 20:28:08.67 ID:JdhRlasN0
- 鹿児島県沖の鮫島での事件。
当時、遊び半分で鮫島に探検に行った2ちゃんねら5人が行方不明に。
通報したのは、彼らに島への往復を依頼されていた漁師で
迎えに行ったものの、予定時刻を2時間過ぎても戻らないため
地元の警察署に通報。
不明者のうち、1人は公安関係者の身内A氏。
通報のあった2日後、捜索隊が鮫島へ入ったが、
3日間の念入りな捜索にも関わらず、不明者の荷物すら発見できなかった。
半年ほどしてから、5人のうち3人は実家、1人は行方不明以前に住んでいた
地域の役所に宅急便で白骨死体として帰りついた。
しかし、A氏の骨だけは何処にも届けられることは無かった。
骨はいずれも砕かれており、肉や軟骨が少量こびり付いていた。
翌日、「2ちゃんねる」内にA氏を名乗る者によって以下の書き込みがされる。
尚、投稿者名はAに変換してある。
13 名前:A 投稿日:00/11/17 02:12
鮫島にいる
残念ながら、当時の「2ちゃんねる」のシステムでは、IPを収集していなかったため
書き込みをした人物を特定できなかった。
この書き込みを見た人物の通報により、翌週、再度鮫島へ入った捜索隊によって
A氏と思われる遺体が発見されるが 、全裸で目玉と腹部の辺りを中心に
動物に食い荒らされていた。
但し、両腕・両太腿には明らかに人間のものと思われる歯形がついていた。
また、損傷は酷かったが頚部に圧迫されたような痕跡があった。
この謎だらけの事件で判明している事実は以上。
- 141 名前: 役場勤務(dion軍) []:2007/03/26(月) 20:54:07.24 ID:xz8p7aQE0
- テレビのホワイトノイズが喋りかけてきたことはある?
タイロン恒星が発見された時の空間時流速度は?
“人は人を越えることはできない”この定義の根拠は?
ペイフィース計画に参加していたチームの中で一番最初にエイリアンと接触したのはどこ?
園原基地発、見樽経由、藍里行きのバスの吊革の数は?
あなたのほんとうのなまえはなに?
- 142 名前: 大学中退(アラバマ州)[sage]:2007/03/26(月) 21:29:58.69 ID:bvByI5H40
- >>141
きがくるっとるヽ(゜ω゜;)ノ
- 143 名前: 自宅警備員(大阪府) []:2007/03/26(月) 21:42:33.14 ID:qZXmYV7L0
- >>141
イリヤ乙
- 145 名前: 青詐欺(兵庫県) []:2007/03/26(月) 22:47:20.49 ID:nOvzy4mr0
- みんな世にも奇妙(ryみてるのか
- 149 名前: 味噌らーめん屋(群馬県) []:2007/03/26(月) 23:49:46.22 ID:JdhRlasN0
- 私が小学校の時の話です。
私はA君といっしょに、よく出ると言われている廃屋に行ってみました。
私は怖くて、やっぱり帰ろうと行ったのですが、A君は入ろうと言って聞きません。
仕方ないので、私は外で待っていることにしました。
しかしA君はなかなか出てきません。そして日も沈みかかっていました。
と、その時その廃屋の中からうぅ・・・うぅ・・・と女の人がすすり泣く声が聞こえてきました。
2階の窓の辺りから聞こえてくるようでした。
A君の声じゃないよな・・・
と思いながらその窓を見ていると、突然すっと誰かが姿を現しました。
A君か?と思ったんですが、それは明らかにA君とは違っていました。
真っ黒というか、どす黒い人影がこっちを見下ろしていました。
真っ黒で髪の毛とか服は全く見えなかったんですが、黒とは対照的な白い目が
とても目立っており、その目は明らかに私を睨みつけていました。
私は怖くなり、全速力で家まで逃げました。
次の日学校に行ってみたんですが、A君は来てませんでした。
どうやらA君は、家にも帰ってないらしいのです。
私は、昨日の廃屋にいた人物に、A君は殺されてしまったのではないか?と思いました。
しかし、次の日A君は、普通に学校に来ていました。
私は安心して、なぜ昨日来なかったのかという事と廃屋で何かあったのかと質問しました。
すると彼はこんな事をいったのです。
「あの廃屋に面白い子がいて友達になったんだ。外にもう一人友達が待っているって
いったら、ぜひ会いたいって言ってたよ。今度君もあの子と遊ぼうよ。」
と言っていました。
(続く)
- 150 名前: 味噌らーめん屋(群馬県) []:2007/03/26(月) 23:50:46.56 ID:JdhRlasN0
- >>149の続き
廃屋に子供が住んでいるわけありません。私はすぐにおかしいと思いました。
A君に、もうあの廃屋には行かないほうがいいと言って
今日も遊びに行くと言っているA君を、必死に止めたんですが聞こうとしません。
そしてA君は、その日から行方不明になってしまいました。
あれからもう30年も経ちますが、A君は見つかっていません。
ただ廃屋で、男の子と女の子のバラバラの白骨死体が見つかり、
廃屋の中は、壁に血がたくさん染み付いていたそうです。
男の子の白骨死体は、A君だったのでしょうか?
だとしたら女の子の死体は誰なのでしょうか?
私があの時覚えてるのは、女の人のすすり泣く声と窓からこちらを睨み付けていた
どす黒い謎の人物だけです。
(終)
- 151 名前: 味噌らーめん屋(群馬県) []:2007/03/26(月) 23:51:39.19 ID:JdhRlasN0
- このまえ飛び下り自殺見てしまった。
オレの目の前にドーーーンと落ちて来て、首が変な方向まがってた。
家からでる時、すれ違った人だった。
もう洒落になんねーよと思いながら、部屋に戻った。
部屋の窓をあけたら、手すりがくにゃって曲がって、壁からはずれかけてた。
なんだと下をみたら、自殺現場はちょうど真下だった。
その日のうちに、刑事が手すりを見せてくれと訪ねて来た。
調査の結果、自殺した人はその手すりを掴んだという結果がでた。
刑事曰く、
「飛んだはいいけど、落ちてる途中でやっぱり死にたくないって思ったんでしょうねぇ」
オレは寒気がした。そこで追い討ちをかけるように、
「なんか怖いですねぇ。最後の死にたくないっていう思いがここにあるんだ。
なんか幽霊でも出そうじゃないですか?」
どういうつもりで言ったか知らないが、オレは無言で刑事を睨んだ。
しかし、その日から、頭の中でドーーーン、ドーーーンという音がする。
それを聞くたびに、なぜか窓を開けて、下を覗き込んでしまう。
いつかオレも飛び込んでしまうのだろうか。
- 152 名前: 味噌らーめん屋(群馬県) []:2007/03/26(月) 23:52:55.25 ID:JdhRlasN0
- 数年前に一ヶ月ほど東京出張になったときのこと。
歌舞伎町で遊んで、気が付いたら終電も終わり。
タクシーだと結構な金額になりそうなので、翌日が休日と言うこともあり、
個室ビデオ屋に泊まった。
一眠りして、目が覚めると五時ちょっと過ぎ。
冬で寒かったけど、始電までの間、その辺を散歩することにした。
煙草を自販機で買って、フィルムをゴミ箱に捨てようとしたら、
手が滑って財布がゴミ箱の中へ・・・
結構暗かったので手探りで捜していたが、結構奥に入った様子。
更に手探りで捜していると、ゴツッと重たい感触があったので、何かと思って
握ってみると・・・紙に包んであったが、明らかに拳銃・・・・
やばいと思い、急いで財布を探し当て、駅へと向かうが、一分と歩かぬうちに
物陰から出てきた、いかにもという二人が前に立ちはだかった。
一人はそそくさとゴミ箱の方へ・・・
サングラスをしたもう一人は「兄ちゃん、あそこで何やってたの」と聴いてくる。
状況を説明しているときに、ゴミ箱の方を向こうとしたら
「よそ見はするな!」と怒鳴られる。
とにかく拳銃のことには触れず、財布のことのみを説明。
相手のサングラスに後ろの様子が映っていて、ゴミ箱に行った方が、
何やらOKの様なサインを出して、それで何事もなく終わり。
あれは本当に連れていかれて殺されるかと思った。
- 153 名前: ロマンチック(千葉県) []:2007/03/26(月) 23:54:46.77 ID:VocoCK8B0
- >>147
永遠の3週間前w
- 156 名前: 石油王(東京都) []:2007/03/27(火) 00:41:49.85 ID:foOqqVUH0
- なんか色占いとか言ってやると画面が真っ黒になって
今から行くから待っててねとかいうフラッシュ持ってたら貼ってくれないか
- 158 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 01:09:50.25 ID:SosLyElg0
- Kさんが子供のころ、公園で遊んでいるとジーンズ姿の男が近づいてきた。
見たことのない男だった。
「キミ、これちょっと着けてくれる」脂っけのない長い髪をした男は、ビーズの
ついたネックレスをKさんに見せた。
「子供だからね。キラキラしてるときれいだなって思ったよ」
Kさんが恥ずかしがっていると、横にいた友達が男に「私がする」と言ったのだが、
男は首を振り、Kくんがしないならあげないと言った。
「これは特別にオニーサンが作ったんだよ。オニーサンは宝石屋なんだ」
ネックレスには細い線がついていた。
「これなあに」
「電気でピカピカ光からね。今、スイッチ入れてくる。すごくキレイに光るよ」
「やっぱり、私がしたいな」
「だめ…この首がいいから…」
たしか、男がそう言ったことをKさんは今でも憶えていた。
この首がいい…と。
男は、加藤さんがネックレスを着けると<ピカピカ光るスイッチ>を入れに行った。
「そのままにしといてね。壊れやすいから」男は念を押すように繰り返した。
「したいなぁ…」友達が呟いた。
加藤さんは不意に外そうと思い、ネックレスを頭から脱ぐようにして外した。
そしてそばにあった枝の根元にかけた。
「あたし、していい?」
友達が立ち上がり、手に触れた瞬間、
車が急発進する凄まじい音と共に、ビンビンと空気が鳴った。
枝が激しく揺れると地面に落ち、公園の外までひきずられて止まった。
気がつくと、ネックレスをかけていた枝が、根元からスッパリと落とされたように
丸い切り口を見せていた。
- 160 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 01:13:46.64 ID:SosLyElg0
- ある朝、マンションの単車置き場に向かう途中、背後でカーンッと甲高い音がしました。
コンクリートタイルの通路に、ジュースの缶が転がっています。
見上げると、小学生くらいの男の子と女の子が、6階のベランダから顔を出していました。
ニヤニヤと笑っているところをみると悪戯のようです。
「これを放ったの、僕たち?」
子供達がコクコクと頷きました。
「こんなことしたらダメよ、分かった?」
二人の子供は、相変わらずニヤけながらこっちを見下ろしています。
「何笑ってるの!」私は少し声を荒げました。
空き缶とは言え、頭に当たれば怪我をするかもしれません。
再発を防ぐ意味でもきちんと注意した方が良いと思いました。
「ここは小さい子も通るんだから、物を投げたら危ないのよ。分かった?」
「うるさい、ばばぁ」
男の子がそう叫ぶと、二つの頭が引っ込みました。
無性に腹が立ちましたが、仕事に遅れるわけにもいかず、
その場を離れてスクーターで職場に向かいました。
その日の夜、スクーターを置いてから例の場所を通りました。
今朝の出来事を思い出すと、また怒りが込み上げてきました。
…その時、顔の前髪に触れるか触れないかのところを何かが通過しました。
ドサッ!
足元に、きつく縛られガムテープで補強された新聞紙の束が転がっていました。
両手でやっと持ち上げられるくらいの大きさで、
まともに当たっていたら、只では済まなかったでしょう。
ゾッとしながら、視線を上げると
5階のベランダから、無表情な女の顔が引っ込むのが見えました。
以来、子供に注意するのが怖くなりました。
- 161 名前: 少年法により名無し(ネブラスカ州)[sage]:2007/03/27(火) 01:24:21.74 ID:j5mrJ5a/O
- >>51ってなんか意味あんの?
- 162 名前: コレクター(コネチカット州) []:2007/03/27(火) 01:29:30.54 ID:bEZxzWM5O
- なんか一見普通なんだけど意味が怖いFlashなかったっけ、女の子とモナーとかが電車見たいのに乗ってる奴
名前忘れたから教えてなんとかトレインって名前だったような気がする
- 163 名前: バンドメンバー募集中(アラバマ州) []:2007/03/27(火) 01:33:31.42 ID:z+i3qQ4K0
- >>162
なつみstep!
- 164 名前: バンドメンバー募集中(アラバマ州) []:2007/03/27(火) 01:38:26.34 ID:z+i3qQ4K0
- >>161
ちょっとしたテストみたいなものだ
問:目をつぶって頭の中で自分の家を玄関から入って各部屋を巡る
そのときにどこに何人の人がいましたか?
答:人がいたところには幽霊がいますよ
- 165 名前: 社会科教諭(兵庫県) []:2007/03/27(火) 01:51:28.27 ID:jhyC9SKn0
- なつみSTEP懐かしいな
- 166 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:01:28.02 ID:SosLyElg0
- 俺が小学3年の頃、祖父が亡くなり祖母と同居することになった。
その頃から俺は、3日に一回は激しい頭痛と嘔吐を繰り返すようになった。
医者に行っても原因が分からなかったが、祖母が何かを唱えると
不思議とよくなった。
そんな状況が半年ぐらい続いた頃、父が知り合いのお坊さんに頼んで
お払いをしてもらうことになった。
家族は皆お払いを受けることに賛成していたが、なぜか祖母だけは反対した。
お払いを受けると、その日から驚くほど体が軽くなり、以前のように
過ごすことができるようになった。
ただお払いを受けたあと、祖母が小さな声で
「畜生、もう少しだったのに」と言ったのが、耳から離れない・・・
- 167 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:02:07.71 ID:SosLyElg0
- 漏れの友人の奥さんが、小さな産婦人科医院で出産したときの話。
友人は、そこの開業医と一緒に酒を飲みに行く位仲良くなった。
そして酔っ払った医者が、普段秘密にしている話をし始めた。
医者の話では、奇形児なんてごく当たり前で、目が三つあるまでは
そのまま出産させるが、四つあると薬物で殺し死産として親に報告するとの事。
「なんで三つだと生かして、四つだと殺すんだ?」と友人が聞いたら、医者は
「目が三つでも普通に目が見えるが、四つだと実際は目が見えない(機能しない)」
と答えた。
どうも実際、目が四つある子供が生きていたらしい。
ちなみに今みたいな遺伝子診断がまだ無い頃のマジなお話。
- 168 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:04:01.11 ID:SosLyElg0
- 一昨年の夏。会社帰りに上司と飲んで、電車に乗り帰宅していました。
終電だったので、地元に着いたのは午前0時をまわってました。
トボトボ歩いて家の近くまできました。
アパートに一人暮らし。
安い物件だったので住宅街の奥の方に、私のアパートがあるんです。
アパートまで行くには、車もギリギリはいれるような狭い道を通らなければ
いけないのです。
その道に差し掛かったとき、道路に人が倒れてるのに気づき、
ちょっと怖かったのですが、声をかけてみました。
返事はなくどこか変だと思いました。
なぜならうつ伏せになって「きをつけ」をして道を塞ぐように倒れてるからです。
中年の男で、紺色のスーツを着てました。
もう一度声をかけようと近くに寄ると、男は何かぶつぶつ言ってました。
少し怖くなり素どうりして行こうと思ったのですが、道いっぱいに男が寝ているので
またいで通るしかないのです。
しかたなく男の足のほうを、男を踏まないようにびくびくしながらまたぎました。
すると男が起き上がり私を睨み付けながら
「お前、俺の影を踏んだな。お前のせいで全部台無しだ!」
と叫び、いきなり追いかけてきたのです。
わたしは悲鳴をあげながら、死に物狂いで家まで逃げ、鍵を掛け警察を呼びました。
5分くらいすると警官が2人きたのですが、その不審な人物は見つからなく
夜道の女性の一人歩きは危険ですと説教すると、すぐ帰っていきました。
警官が帰った後も、私は怖く電気をつけて、その日は寝ました。
翌日、会社に出勤する用意をしドアを開けると、紙が張ってありました。
汚い字で書き殴ったように
「あなたを一生恨みます。絶対許さない」と書いてありました。
その後、私は引越ししました。
- 169 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:04:51.93 ID:SosLyElg0
- 家族と同居してるのですが、ある夜普通に自分の部屋で寝ていたら
隣の部屋にいる妹の物凄い怒鳴り声で、目が覚めました。
気になりつつ、自分の部屋で妹の声に耳を澄ませていると
どうやら誰かと口喧嘩しているようなのです。
相手の声は聞こえないので、最初は電話なのかな?と思ったのですが、
何かどうもテンションが高すぎる。
そもそも、妹は人と喧嘩が出来るようなキャラではないのです。
ただならぬ雰囲気に私は妹の部屋に入って
『お前誰と話してんの!?』と叫びました。すると、
『お姉ちゃん!!だってコイツがうるさいんだよぉお!!』
妹が泣きながら指差した物は、クリムトの絵「接吻」でした。
私はそのとき初めて、妹が精神に異常をきたしていることを知りました。
絵は、それからも何度か妹に話しかけました。
(大体死ね死ね云われたそうです。)
また別の日、やはりみんな寝静まった夜中におこったことです。
『ギャ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ハ ! ! !』
と尋常でない笑い声が下の階から聞こえてきて、家族みんなが飛び起きました。
居間にいた妹に、母が顔面蒼白でどうしたの!?と尋ねます。
妹は肩を揺さぶられながら尚も笑い続け、
『学 校 に 行 か な く ちゃ ! 』そう云いました。
笑っているのに、顔が涙でグチャグチャでした。
その後、妹は何とかがんばり、声は聞こえてこないようです。
- 170 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:06:03.64 ID:SosLyElg0
- 在日の友人に聞いた話。
戦後間もないころはまだ北朝鮮がどんな国か分からず、
「北朝鮮は天国みたいなところだ」といううわさも流れていたらしい。
そんなある日、友人の母親の知人(北朝鮮国籍だったらしい)が
周りがとめるのも聞かず、北朝鮮へと単身渡った。
それからしばらくして定期的に家族の下へ手紙が送られてくるのだが、
いつも通り一遍のことしか書かれていない。
いわく、私は元気にやっています、ここはすばらしいところです、
皆さんもぜひ来てください、等々。
ところが、そこには詳しい日常のディーテイルは書かれていない。
彼の家族がおかしいな、と思い始めたあるとき、
その封筒にはられている切手がハラリ、と落ちた。
それを拾ってふと裏返してみてびっくり。
その切手の裏の白い部分に小さな文字でびっしりと
ここはひどいところだ、みんな絶対にくるな、
などといったことが書かれていたのだ。
- 172 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:18:20.17 ID:SosLyElg0
- 男がいた。生計を立てるため、ひったくりをしていた。
その手口は、夜中に自転車に乗りながら、ひったくりをし、
ある程度逃げた後、鞄を川に投げ込んで、時期を見て鞄を引き上げ、
濡れた金(札)は、家の壁に貼り付け乾かす、というものだった。
そんな事を何度も繰り返していた。
ある時、老人を襲った。いつものように、ひったくりをして逃げた。
後ろで自動車の急ブレーキの音が聞こえたが、なりふり構わず逃げ、鞄を川へ投げ込んだ。
翌日、男はテレビで老人が事故で死亡したニュースを見た。
同じ時間、同じ場所、間違い無いあの老人だ。
だが事故と見なされ、男が捕まる事はなかった。
これを機に、二度と強盗をしなくなった。最後に盗んだ鞄の中には、数百万の金が入っていた。
幾度も札を壁に貼り、乾かしてはまた札を張る作業を繰り返した。何度も、何度も…
数年後、男は働いていた。給料は安かったが、それなりの生活もできた。
結婚もできた。あの事件を思い出す事も少なくなっていた。
子供が生まれ、そしてまた数年後…
子供は4歳になっていた。事件を思い出す事は無くなっていた。
だが、子供が奇妙な遊びをするようになった。
新聞紙を切っては、水に濡らし、壁に貼る。乾いたら剥がす。
また濡らしておいた新聞紙を貼る。そして剥がす…
また貼って、剥がす。また貼って、剥がす…
男は思い当たる。自分の過去、あの事件。
もちろん妻には言っていないし、ましてや子供が知るはずもない。
だが子供は毎日、奇妙な遊びを繰り返す。
男は日増しに恐怖心が募る。
男は耐え切れなくなり、ついに子供に聞いてみた。
「どうして、そんな遊びをすんだ?」
子供は不思議そうに聞き返す。
「え?だってパパもやっていたんでしょ?」
- 173 名前: うどん屋(群馬県) []:2007/03/27(火) 02:22:06.10 ID:SosLyElg0
- 北大旧教養部の南の部分はどうも怖い。
20年以上前、卒論を教養部の研究室でやった。
提出期限がせまると、夜遅くまで残っていた。
夜中にもう帰ろうとおもって、そのトイレに入った。
もちろん明かりつけて。
我慢していた小の方をたして、手を洗って明かりを消して帰えろうと思ったとき、
入ったときまったく気がつかなかったんだが、一つの個室のドアが閉まっていた。
そのドアの下の隙間から、けっこう長い黒い髪の毛の束が外に出ていた。
その髪は湿っていて床にはりついていたが、ゆっくりと個室の中にずるずると
ひっこんでいるようにみえた(この点は記憶あいまい:見て動揺したので)。
トイレに入ったときには、明かりは消えていたはず。
そんな髪の毛もなかったはず。
明かりを消して(たぶん、あまり記憶なし)、あわててトイレを飛び出して
足をもつらせながらその前の階段を駆け下りて、建物をでた。
冬だったので寒かったけど、じっとりと汗をかいて、下宿に戻ったときは
気分がわるかった。
夜遅くにあのトイレにはいくなよ。
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