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姉が気になってきた8
819 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 01:24:30.58 ID:XTbtr6jn0
姉さんは卒業後、通信制の高校へ行く事になった。

あれから、2ヵ月後、少しずつだが姉さんは元に戻っていった。
高校へ行き始めてからも、たまに昔を思い出したりしていたようだけど、なんとか卒業した。

俺はと言うと、小学5年の時に近所の幼馴染が所属するサッカー部へ入ったが、足の付け根を骨折した経験があって、
後遺症ですぐ辞める事になってしまった。だが、それが後々あんな事になるなんて思っても居なかった。

中学1年の夏、7月くらいに友人数人と昼メシを食っていたら、小学の頃のサッカー部のやつが
呼び出してきた。以前から、声がかかっていたのだ。人が足りないから、出来る限りでいいから来ないか。と。
俺は、医者からスポーツは全力で長時間動くものは今後一切禁止だと言われていた為、再三断っていた。

ある日の事、友人と帰ろうと校門を出ようとした瞬間、背中に衝撃が走った。
サッカー部のやつがスパイクのまま飛び蹴りしてきたのだ。
俺は、スパイクのまま7人から蹴られまくった。
目の下、眼科骨折、右手中指骨折、右肩脱臼、右足の付け根の脱臼再発となる程のリンチを食らった。


820 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 01:31:58.00 ID:XTbtr6jn0
気付いた時には、病院だった。
動けなかった。ギプスがあちこちに付けられ、ミイラみたいだった。
目も右目だけが見えるだけなので、違和感がありまくりだった。

意識が戻った時には既に事件から2週間が経過していた。
話では、教育委員会だとかが事件の揉み消しにかかって来ていた。
当時の俺には大人の事情はあまり飲み込めなかった。

それよりも、リンチをした人間の中に幼稚園の頃からクラスもずっと一緒で遊んでいた
友達が居た事が何よりもショックだった。
人が信じられなくなった。何もかもが怖くなった。常に死ぬ事を考えるようになった。

病室に誰かが来ていても、見えなかった。
看護婦、主治医、両親…兄や上の姉…
来ている事さえわからなかった。


821 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 01:38:43.69 ID:XTbtr6jn0
一日中空を眺める日が続いた。
意識があるのかさえわからなかった。
ただ、ただ、ぼーっと過ごした。過ごしたのかさえ覚えていない。

どれくらい季節が過ぎたかな、入院していた時の記憶は正確に辿ろうとしても、出てこない・・・
多分あれから次の夏が来た頃だった。
誰かがまた部屋に来た。

何か喋っている。
聞こえない。聞こえないフリをしていた。覚えないようにしていた。

いきなり顔掴まれて、視界が真っ暗になった。
もの凄く久しぶりに聞く声と感触が俺を包んだ。

823 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 01:46:27.75 ID:XTbtr6jn0
その時の事だけは忘れられない。
今でも目に焼きついていて、思い出すだけで泣きそうになる。

「何も言わなくていい。見なくていい。私は絶対に弟君の味方だからね。」

耳元で少しだけ聞こえた、力強く、優しく、言葉で言い表せない感情で支配されたのをよく覚えている。
俺は一言だけ言えたのかどうかも危うい位声で言った。
「姉さん…」
長い時間、姉さんは抱きしめていたと思う。
いつのまにか俺は眠りに付いていた。

824 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 01:46:52.29 ID:Nu0dn87J0
あれ?目から汗が・・・

825 名前:名無しにかわりVIPが :2006/02/14(火) 01:55:51.20 ID:xCK8kn5wO
(´TωT`)

826 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 01:58:44.49 ID:XTbtr6jn0
それから、姉さんは毎日病室に来るようになり、
必ず抱きしめてくれていた。
本当に柔らかく、優しい香りがして、毎回毎回泣いていたのを覚えている。

姉さんが来てから1週間程して、俺は少しだけ立ち直った。
リハビリをお願いします。と主治医にお願いした時は看護婦さんも主治医の先生も
泣きながら「一緒に頑張ろう。」と励ましてくれた。

俺は、まだ生きていてもいいのかもな。と少し実感した。

それから、一ヶ月程してから、退院した。
既に季節はまだ残暑が残る秋になっていた。

俺は、養護施設から学校へ通う事になった。
あの忌まわしい事件を揉み消しにした教育委員会の管理下の施設に入るのは正直反吐が出る思い
だったが、少なくとも中学の勉強まではしておかないと。と思っていたから我慢した。

827 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:03:33.51 ID:v1BWGRT30
・゚・(ノд`)・゚・。

828 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:08:48.11 ID:eXZ4fIAQ0
ディスプレイが歪んで見える ( つд`。)

829 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:08:49.96 ID:XTbtr6jn0
学校では、美術部に入った。
姉さんからリハビリ中に教わっていたデッサンをより磨く為だった。
世間ではFF7が出るとかいう話が出ていて、wktkしていたのを覚えている。
社会の整理と研究のノートが一面クラウドだらけになったノートも今も実家に大切に保管してある。

学校の勉強は必死に追いついて、受験が近づいてきていた。
俺は、美術コースのある普通高校に行きたかったが、校長やら担任から
「県下トップの進学校行けるんだぞ?そんな美術なんかより、そっちへ行きなさい」
等と、授業が実質終った辺りからうるさく言われていた。

正直、過去を思い出させる位にうるさかった。同時に、怖かった。
「従わなかったら…」
そう脅迫されているような気分になった。

俺には選択権なんて既に無いんだな。と思った。
受験は校長らが言う高校に進学した。初日にクラスで自己紹介があった直後、退学届けを出した。

830 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:16:42.05 ID:XTbtr6jn0
その夜、姉さんに
「バカだねぇ。ずっとバカだとは思ってたけど、ここまでのバカは初めて見たよ」
何度バカと言われたかorz

でも、俺は間違いだとは思いたくなかった。
だから、俺は元々進みたいと思っていた方向に進む事にした。

16歳になった春、バイトを開始した。
半年間殆ど何も買わず、お金を貯めた。
最初は休みがちだった。人が怖かった。
だけど、食堂で働いていた時のパートのおばちゃん達や店長は凄く暖かかった。
失敗したりしたら厳しく怒られたりしたけど、それでも優しい時は本当に優しい人達だった。

俺はお金を貯め、16の秋、単身東京へ飛んだ。

831 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:22:44.07 ID:XTbtr6jn0
こっから、俺の話ばかり長くなるから省略。

東京で土方の仕事をヤーさんとかヤンキーの兄ちゃん達にもまれながら、
最初はどやされてたけど、頑張った(`・ω・´)

2年後
お金も溜まって、専門学校いくぜー!!

昔の友人と再会。
俺騙されて500万借金するorz
バカスギ俺・・・orzorzorzorz
ついでにそいつになぜか田舎で、俺がどっかの女レイープしただとか噂流してるらしいorzorz
うかつに帰れなくなるorzorz

2年後
この頃に彼女できたりするけど、すぐ別れたり。また別の人とくっついたりする。でも別れるorz
KIAIで借金返済する。

832 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 02:25:22.28 ID:gWYgm9L/O
いま、JAMES BLUNTのユア・ビューティフル聞きながらみてんだけど…
なんかピッタリでよけい泣けてきた…
もう画面が見えない…

833 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:29:07.79 ID:JaUw3CO60
>>姉想い
おまいエライよ

834 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:29:08.23 ID:Tes6U5oo0
>>831
なにその波乱万丈の人生?

835 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:31:03.75 ID:XTbtr6jn0
書き忘れ、この頃に大阪や愛知と仕事を変わりながら放浪するorz

20の頃、彼女が出来る。3人目だった。
歳は22歳。2歳上。
ほんの数ヶ月の付き合いなのに、なぜか深く互いを理解していた。
彼女からプロポーズされた。
まだ、その頃は余裕が無かったから、互いに話し合って、婚約という形にした。
俺がもっと何らかの形で稼げるようになったら、結婚しましょうと誓った。

その頃に、俺は絵画を諦めてデザインの道を進むようになった。
PC買って、仕事やりながら必死に勉強した。
でも、彼女自身もデザインに興味があったせいか、毎日勉強する事も苦じゃなかった。

21歳になり、成人式も近くなって来た頃…
休日で遊びに行く事にしていた。
彼女が車で迎えに来る事になっていた。
時間になっても来なかった。。。。いや、永久に来る事はなかった。

836 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:33:06.99 ID:XTbtr6jn0
>>834
波乱万丈なのかなぁ・・・・
まだまだだと思うよ。俺は。
未だに昔の事とか引き摺ってるし、ただやりたい事をのらりくらりと生きるくらいしか今は
できないでいるオッサンですよ(´・ω・`)


837 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:34:48.84 ID:JaUw3CO60
(∩;Д;)アーアーキコエナーイ

838 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:35:04.77 ID:v1BWGRT30
>時間になっても来なかった。。。。いや、永久に来る事はなかった。

・゚・(ノд`)・゚・。

839 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:35:14.96 ID:R9U/mCHK0
>>831
お前はもう姉とvipper以外は信じるなw

843 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:39:19.38 ID:XTbtr6jn0
ああああ、やりたい事をやりながら、のらりくらりと生きるくらい・・・ね。
続き。

「彼女が事故したらしいから、病院にすぐ来てくれるかい!?@@君!」
彼女の親父さんからの電話だった。

すぐ近くの病院だった。
超走った。古傷で足が軋んだけど、走った。超走った。

病室に入った。
彼女の母さんが凄い泣いていた。

その奥のベッドは、今も思い出したくない事。
白い布を被せてあって、人工呼吸器の波形は一本線を辿って、単調なビープ音を鳴らしていた。
あの死の音は思い出したくも無い。ドラマとかで出てくるだけで、フラッシュバックが起きる。

そう、彼女は俺の所へ来る途中、事故っていたのだ。
その日は、俺の誕生日だった。

844 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:42:27.40 ID:6UngJlnt0
>>843
・゚・(ノд`)・゚・。

845 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 02:46:31.22 ID:gWYgm9L/O
>>843
なんで姉想いにばっかこんなつらい思いしなきゃならないんだ。。・゚・(ノД`)・゚・。


846 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:48:01.29 ID:v1BWGRT30
・゚・(ノд`)・゚・。

847 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:48:41.14 ID:XTbtr6jn0
それから、葬式が執り行われ、彼女の親父さんとおふくろさんに謝りに行った。

だが、俺を責める言葉は一言もなく、婚約していたのにウチの子の不注意の為にと
泣いて、許してください。と何度も言われた。
その日は、3人で夜遅くまで飲み明かした。

次の日、俺は彼女の両親から、俺に渡すものがあると、小さな包みを渡された。
所々破けてはいるが、彼女が亡くなった当時に所持していたものだった。

中を開けたら、小さな手紙と薄緑色の箱があった。
「愛しの、@ちゃんへ。誕生日おめでとう。
一日も早く結婚できるように、これからも二人で頑張ろうね。
その願いを込めて、なんと、ペアのネックレスなのだー。」
読んだ瞬間、涙がこみ上げてきた。

箱にはTIFFANY&COの文字。
ティファニーのネックレスだ。

848 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:50:47.29 ID:6UngJlnt0
>>847
・゚・。・゚・。゚。(∩Д∩)。・゚。・゚。 ゚・。うわあああああん


849 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:53:02.63 ID:v1BWGRT30

 o    ._..__Λ_..__ o o
  o  /o     ::::\o o
 oo /  :o。o ::  ::;;;;;;;ヽ o o
   / oo    o  o :::::: |  o
  o ⌒⌒⌒⌒||⌒⌒⌒⌒ o
    ∧___∧ ||  たとえ苦しい今日だとしても♪
 oo (´・ω・`||  いつか温かな思い出になる♪
o   (  つO  心ごとすべて投げ出せたなら♪
 o  `u−u´  


850 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 02:53:26.62 ID:Nu0dn87J0
それなんてドラマ?
・゚・(ノд`)・゚・。

851 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 02:55:54.17 ID:XTbtr6jn0
俺はそれから、仕事を辞め、田舎へ帰った。
何もできなくなった。

ショック。
頭の中が真っ白になった。

1年ほど、何も出来なくなった。
無気力にHPをやったりした。
FLASHや動画、3D等、自分になんとか刺激を与えようとしても、全く動かなかった。

刺激を与えようとPCに向かうと、必ず起動時の電磁波の音に紛れて聞こえてくる
あの忌まわしい死の矩形波音。

ひたすらに自虐に陥った。
頬骨にヒビが入る位に殴り続けたり、指の爪を剥がしたり、正気では居られなくなった。


852 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:02:58.68 ID:XTbtr6jn0
それから俺は精神病院ではないけど、上姉の知り合いの静かな病院で療養する事になった。
しばらくは何も食べる事が出来なかった。

PCに向き合う事もなく、電子音も聞こえないから発狂する事は無かった。
ただ、なぜ死んでしまったのか、もしもあの時…等
考えてもどうしようもない事ばかりが頭の中を支配していた…

家族もたまに来てくれた。
上の姉は俺が遠くに居る間に結婚して、子供も二人出来ていた。
とても幸せそうだった。
俺もその幸せを祝福した。だけど、同時に自分の方を見ると、虚しくなった。

自分の事しか考えられない自分が嫌になった。
更に思考の闇に落とし込まれていくのを実感した。

853 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 03:09:44.03 ID:/DSxl1p/0
みんな話が重くてマジレスもボケレスも出来ないけど、しっかり読んでるよ。多分。

854 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:15:33.25 ID:XTbtr6jn0
それから半年程、病院で療養していた時の事。

もう、何年ぶりだろうか。
何年ぶりにその声を聞くのだろうか。
すっかり変わった姿。
病弱なシルエットは覚えている限りのその姿よりももっと細くなっていた。
だけども、その声や挙動は以前よりもずっと力強く感じた。

その人は言った。
姉「弟君、入るね。って、もう入ってるよね。あはははは」
俺「姉さん…」
姉「久しぶり〜、私も仕事忙しくてさ、全然来れなかったんだ。ごめんね。」
俺「うん…久しぶり…だね。」
姉「そうだねぇ…あっちで色々あったって?」
俺「うーん…振り切りたいんだけどねぇ…」
姉「そういう時はアレだよね。前みたいに…ほれっ!」

855 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:16:59.17 ID:XTbtr6jn0
そういや、今ログ見直してたら、あちこちおかしい所があったよorz
前スレの話の所、俺ストレートに20の時に立ち直ってとか書いてたorzorz

どこをどう間違ったのか謎すぎorz

856 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 03:23:29.14 ID:/DSxl1p/0
>>855
そういえば年齢も間違ってるくさいぞ。
スペック紹介の時24歳って言ったけど、
姉との会話で二人とも四捨五入すると30ってくだりがあった。

857 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:25:17.42 ID:XTbtr6jn0
>>856
俺今年25歳。
色々雑談とか省略しまくってるから、多分省略しすぎt・・・orz

変なところとかタイプミス多分イパーイあるかもorz
ごめぽ

858 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:27:59.23 ID:XTbtr6jn0
がばっ!っと、頭を抱え込まれて、太ももに押さえ込まれた。
俺「ね・・・姉さん?!ちょ…この歳になってまd・・・」
姉「もう…バカだねぇ弟君は。キミは何を今まで学んできたのだね・・・?」
俺「…」
姉「ほんと、バカだよ。何年過ぎてもそこだけは変わらないよね…」
俺「バカバカ言う事…ないだろうに…」
姉「もう…ほれ、ちょっと起きなさい。」
俺「ん…?」

ぱちんっ…頬に痛みが走った。

がばっ…思いっきり抱きしめられた…

俺「え!?」
姉「まだ、目は醒めないのかな?弟君?」

過去の話なんで、ほんとに流れ位しか思い出せないス。脚色はかなり加わってるかも。
事実は事実だが…orz

859 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:32:21.25 ID:XTbtr6jn0
状況が飲み込めない俺。
ほんとに、ぶたれたのがビックリだった。
しかも抱かれてるし。
この時は、超混乱してた。

姉「まだ、目は醒めないのかな?君は。」
俺「え…?」
姉「んー…まだ、だめみたいだねぇ…」
姉さんは立ち上がり、部屋の鍵を閉めて、カーテンを閉じた…
俺「え!?え!?!??!?!?!?」
姉「もう、ね。君はどれだけ真っ黒なんだよ。君の人生にあと何度こうして手を貸してあげないと
いけないのかねぇ…?」
そう言って、姉さんは俺に近づいてくる…

860 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 03:41:41.38 ID:gWYgm9L/O
いくらでも待ってるから。
落ち着いて。ゆっくりでいいよ

861 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:43:27.15 ID:XTbtr6jn0
俺「え…」
姉「君も私も…悪夢を見すぎたよ。だから…」
姉さんは泣いていた。
涙を流しながらも、俺に近づいてきて…
姉「君も私も、大人になってしまったよ。あの時のまま。何も変わらずに…
だけど、君も私も、もう今までの様にしていても、ダメなんだよ。多分…だから…」

姉さんが俺の目を見つめる…
俺も姉さんを見つめる…
何をするのか、俺も分かった。
これが、姉さんなりの俺に対しての慰め方なんだろう。きっと。そう思った。

ちゅ…

キス。
誰にしたキスよりも、優しくて、忘れられないキスなんだと思う。

862 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:51:45.05 ID:XTbtr6jn0
何分くらいそうして抱き合っていたのかわからない。
もしかしたら、ほんの数秒だったのかも。

俺「姉さん…」
思いっきり抱きしめた。
姉さんも、何も言わず、一度だけ頷いて抱きしめ返してきた。

一瞬だけ、一線を越えてはいけない。
そう思った。
けど、姉さんは、俺の為に覚悟を決めた。

だから、精一杯返そうと思った。

姉「…忘れないで。」
俺「うん?」
姉「私と君は、姉弟…それだけは、絶対に忘れちゃいけない。それに、君を救いたい。
返しきれない恩がある。その為でもある事は忘れないで…欲しい。」
俺「わかっ・・・た・・」

そして、俺達は、その夜だけの恋人同士になると誓った。

863 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:55:17.98 ID:XTbtr6jn0
と、これ以降は前スレに書いてる通りです。

本当は一線なんて当の昔に越えてます。

だけど、姉さんの願いは振り切ること。

それを俺に託した。

きっとね、これを破ったら、俺は立ち直った時の夜が無意味になる気がするんですよ。

どうするべきかは俺自身が今考えています。

どうか、今はマターリさせて下さい…(´・ω・)

864 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 03:57:27.03 ID:gWYgm9L/O
>>863
乙でした。

865 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 03:58:16.59 ID:tMoqRtxH0
  ∧_∧
 (´・ω・`)     乙 マターリしてくれ
 //\ ̄ ̄旦\
// ※\___\
\\  ※  ※ ※ ヽ
  \ヽ-―――――ヽ


866 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 03:59:26.65 ID:XTbtr6jn0
>>865
ありがとう〜
テラアッタカス

これが、VIPヌクモリティってヤツか…

867 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 04:00:49.53 ID:v1BWGRT30
こういうときは、KOTOKOでも聞け

868 名前:名無しにかわりVIPが :2006/02/14(火) 04:01:45.16 ID:VTiuJpra0
>>863
乙でした!
普段ROMばかりでこのスレ初下記子だけど
マターリしてください!!

870 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 04:06:17.64 ID:XTbtr6jn0
いかんね。
過去の事なんて不用意に思い出そうとすると。

最後の辺りはもう画面なんて見えやしませんでしたよ。
今でも、もうほんとにブラインドタッチだよ。

871 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 04:07:07.81 ID:gWYgm9L/O
姉想いのためにチャーハン作るよ
`∧,,∧
(;`・ω・)  。・゚・⌒)
`/  o━ヽニニフ))
しー-J
     アッ! 。・゚・
`∧,,∧て   。・゚・。・
(´゚ω゚)て  //
`/  o━ヽニニフ
しー-J    彡

  ∧,,∧ ショボーン
 (´・ω・)
c(_U_U ・゚・。・゚・。・
  ━ヽニニフ

よしバレてない
 クルッ ∧,,∧
  ミ(・ω・´)つ サッサ
  c(U・゚U。彡・。・゚・
━ヽニニフ

できたよ〜
`∧,,∧  。・。゚・。゚・
(´・ω・)つ\・゚・。・/

872 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 04:11:14.72 ID:XTbtr6jn0
>>871
パックに入れて明日チンして食うよ〜
ありがとうねwwwwww

さ、夜も随分と更けてしまったし、
俺は寝るよorz


昔話の最後に。

これを読んでくれたVipperに良い夢を。

そして、幸あれ。

せめて、俺と同じ闇に落ち込まないように…願っています。

873 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 04:16:56.13 ID:094Uz1qi0
このスレを見ていて、一番分からなかった。姉思いが何故
最後の一歩踏み込めないのかよく分かりました。貴方の姉
と貴方が出す答が一番正しいと思います。悩んで下さい。

気持ち悪いマジレスなので植林しておきます。wwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

874 名前:姉エロゲ ◆NzUKgsGIao :2006/02/14(火) 04:17:32.00 ID:gWYgm9L/O
>>872
おやすみ。
願わくば。これからの姉想いの人生が幸せに満ち足りたものになりますように…

875 名前:姉想い ◆vaLm31NGng :2006/02/14(火) 04:23:46.87 ID:XTbtr6jn0
>>姉エロゲ
書き忘れてたorz
俺の脳内では、書いてる時
久石譲の「時には昔の話を〜」って曲が流れてたかも。

俺の中では神曲の一つかも
オススメです。

>>873
悩むよ〜今までよりは深くは悩まないけど、悩むよ。
長文わざわざ読んでくれてありがとうね。

キミに幸あれ。だ!!

俺も気持ち悪いマジレスだから植林するお( ^ω^)
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

876 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 04:46:28.04 ID:lLqDrdXf0
想いを諦め捨てるために、そこそこ好きな相手と付き合って結婚する、
そんなのもアリだと思う。

だけど、その想いが本物であればある程、よけいに他の相手は見えなくなる。
そして残酷なほど時間は早く過ぎてしまい、お互いに独身のまま相手を見付けることなく老いていく。
それはとても悲しいことだと思う。

世間が認めなくても、法律が許さなくても、本当に好きな人がいて、その人も自分を好きでいてくれる。
そして自分の横にいてくれる。年老いてしわしわになっても横にいてくれる。
それはとても素敵なことだと思う。

             必 要 な の は 覚 悟 す る こ と だ け


877 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 04:49:56.10 ID:ASQ2coI70
それでも、それでも俺は2人が寄り添う未来が幸せだと信じて後押ししたい
いつか幸せに辿り着けますように

878 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 05:04:37.99 ID:+V6fSvamO
心から姉想いと姉さんが幸せになって欲しいと思った。例えどんな道を歩むとしても。

879 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 05:28:03.93 ID:6UngJlnt0
>>878
禿げ同

これからの姉想いと姉さんに幸あれ

880 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 05:41:57.78 ID:6UngJlnt0
眼から水でよく見えないが保守

887 名前:名無しにかわりVIPが :2006/02/14(火) 07:48:26.45 ID:22UvOPBr0
今年のバレンタインは朝から目汁がとまらなさす
頑張れ姉想い

・・・遅レスですまそ


890 名前:名無しにかわりVIPが [sage] :2006/02/14(火) 09:06:29.13 ID:0QxKawRfO
2日間見れなかったが追い付いた

…みんな姉ちゃんと幸せになれたら良いね

人によっちゃ
姉ちゃんとずっと愛し合ってて欲しいと思っても、家族愛で止まらなきゃ人も居るみたいだけど…

どんな形でも良いから
幸せになって欲しい


そんな保守w


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